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現地レポート

新生クイーンビーズの挑戦 RSS

2016年1月1日 17時35分

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新しい年の始まりとともに「東日本大震災復興支援 第91回天皇杯・第82回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会(以下、オールジャパン)」が開幕した。その初日、つまり元日の駒沢体育館のBコート第1試合に登場したのは、社会人3位の山梨クイーンビーズだ。2013-2014シーズンをもってWリーグへの参戦を見送っていたが、2014年度にクラブチームとして再出発し、来年度Wリーグ復帰が認められている。

14得点・15リバウンドの活躍を見せた山梨クイーンビーズ㉓横井 美沙選手

14得点・15リバウンドの活躍を見せた山梨クイーンビーズ㉓横井 美沙選手

そんな山梨クイーンビーズが九州ブロック代表の鹿屋体育大学に87-71で勝利し、2回戦進出を決めた。オールジャパンでの勝利は2年前、第80回大会以来の勝利だが、それでも新しく生まれ変わったチームにとっては初の勝利と言っても過言ではない。

キャプテンの㉓横井 美沙選手も「ディフェンスで粘れたことが、今日の点差につながったのだと思います。でもまだまだ詰めが甘い。明日の相手は強いので、そのあたりを修正して臨みたい」と言っている。明日の強い相手とは、Wリーグの新潟アルビレックスBBラビッツだ。

新潟アルビレックスBBラビッツは今シーズンのWリーグで、未だ勝利を挙げることができていない。それだけにオールジャパンでの巻き返しを図ってくるだろう。㉞出岐 奏選手など実力のある選手も数多く擁しているうえに、チームを率いるのは山梨クイーンビーズの元ヘッドコーチでもある、炭田 久美子ヘッドコーチだ。何か因縁めいたものを感じる。来シーズンからWリーグで戦う山梨クイーンビーズにとって、新潟は自分たちのすぐ上にいる目標のチームであり、そのヘッドコーチも山梨と関係の深い人物なのだ。

日立ハイテク クーガーズでもプレイした㉑近内 瞳選手

日立ハイテク クーガーズでもプレイした㉑近内 瞳選手

「オールジャパンの対戦が決まってから、新潟アルビレックスBBラビッツ、アイシン・エイ・ダブリュ ウィングス、JX-ENEOSサンフラワーズと来シーズンから戦うチームを見据えていました。まずは明日の新潟に対して挑戦者として、自分たちのバスケットを貫いて、立ち向かいたい。リバウンドとルーズホールでいかに自分たちのリズムをつかめるかがカギになると思います」

チームには㉑近内 瞳選手のようにWリーグ経験者もいるが、ほとんどがWリーグを経験していない。横井選手自身もWリーグに憧れ、リーグのトライアウトを受けたことはあるが、その舞台には立てていない。そんな選手たちがオールジャパンでWリーグのチームと対戦し、今の自分たちの力を見つめるわけだ。目の前の勝敗もさることながら、明日の一戦は山梨クイーンビーズにとって、自分たちの道を切り開くチャンスでもある。そのチャンスをつかむには、最初の一歩を踏み出すことを怖れないことだ。

2大会ぶりにオールジャパンに出場した山梨クイーンビーズ

2大会ぶりにオールジャパンに出場した山梨クイーンビーズ

 

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